【続】好きって言うまで離さねぇ。
「広いからね~……ま、そのおかげでお互い楽しいデートが出来たからよかったじゃん♪」
「じゃあ、また学校でね♪」と、果世は皐さんと帰ってしまった。
なんだかあっさりしてるなー…
「侑梨?坂井さん来てるぞ?」
「えっ…あ、うん!」
私も冬哉と坂井の車に乗り込んで家へ帰った。
「あれ……?」
玄関を見て違和感を感じた私は、首を傾げた。
………ん?
まさか、この靴は……!
私は冬哉を置いて、先にリビングへ走った。