【続】好きって言うまで離さねぇ。



でも、ひたすら顔を真っ赤にしながら「やらないから!」なんて言う侑梨を見てると……


無性に意地悪したくなるんだ。



「侑梨」


俺が呼ぶと、反射的にパッと振り向いてくれた。



───その瞬間。


軽く、一瞬だけ、だけど……

俺と侑梨の唇が触れた。




「彰吾さん、愛梨さん」


また正面を向いて2人と向き合った。



隣では侑梨が目をパチパチとして驚いている。



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