【続】好きって言うまで離さねぇ。



ポツリと言葉をもらした侑梨。



「私だって、冬哉が好きだもん…!」


小さな声だけど、聞こえた。

ヤバい……頬が緩む。



「侑梨が素直ねぇ!ごちそうさま♪」

「お父さん、妬けるな…」



「冬哉くんに嫉妬してどうするの!」と彰吾さんの肩をバシッと叩いた愛梨さん。



そんな光景が堪らなく幸せだと思った。



< 186 / 211 >

この作品をシェア

pagetop