【続】好きって言うまで離さねぇ。
俺は黙って、侑梨の首もとに顔をうずめる。
それで、ハッとしたように状況を再認識したらしい侑梨。
「だ、ダメだってば!私まだ学生なのに!」
そんな言葉にしぶしぶ侑梨から離れた。
そう、侑梨はまだ大学生。
結婚は出来ても、肝心なことが済んでない。
……俺はかなり我慢してんのに。
「じゃあ起きて!てか退いてくれないと困る!」
………仕方ねぇな。
でも、退く前に侑梨にキスを1つ落としてから起き上がった。