【続】好きって言うまで離さねぇ。



「ねぇ冬哉!これ見て!」


スーツに着替えてからリビングへ行けば、さっきと打って変わって嬉しそうな侑梨の姿があった。



「ん?どうした?」


そう尋ねながら椅子へ座る。


焼き魚を中心とした和食。

また料理の腕を上げた気がする。


すげぇうまそー……



「これ!」


侑梨の手には病院に行く時なんかに必要な保険証。


保険証だろ?

これがなんだって言うんだ……?



「ここだよ!」



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