【続】好きって言うまで離さねぇ。
「……何でこっち見ないわけ?」
ここで恥ずかしがったりしないもんね!
冬哉から視線を感じながらも、どうにか電子レンジにあるマフィンを見る。
「何でもないよ!私料理の準備があるから、冬哉も仕───んんっ!」
腕をグイッと引かれ、強引にキスを落とされた。
そのキスでマフィンの甘さが口に広がって……
余計に恥ずかしくなった。
「うまかった。もう1回していい?」
“うまかった“って……もちろんマフィンのことだと思った私は、コクンと頷いた。