【続】好きって言うまで離さねぇ。



「んな可愛いこと言うと──…」



気付いたら、すぐ近くにあった冬哉の顔。

そしてそのまま、耳元に口を寄せてきた。



「ここで襲うよ?」


「っ!?///」


ななな何言ってんの!?


自分でも分かるくらい顔が赤面する。



「……冗談」


そう言った冬哉はまだ私の耳元に口を寄せていて──…


「ひゃあっ!?」


耳を甘噛みされてしまった。


そして、私から離れた冬哉は満足そうにニッと口角を上げた。



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