【続】好きって言うまで離さねぇ。
「俺の通う大学が侑梨ん家からの方が近いからって、愛梨さんが提案してくれたんだ」
「あぁ~…そういうことか」
俺ん家から侑梨ん家はさほど遠くないから、
それは俺ん家からも大学は遠くないってことなんだけど。
愛梨さんの提案に甘えさせてもらうことにしたんだ。
………寂しいのは俺も同じだからな。
「楽しみだなぁ~♪なんか夢みたい……っ!」
ほんとに嬉しそうににこにこと笑う侑梨は、すげぇ可愛くて。