【続】好きって言うまで離さねぇ。



「俺も。まさか同居出来るとは思わなかった」


つい正直な気持ちがこぼれた。



「えっ…!冬哉が素直!」


すると、目を見開いて驚く侑梨。

………んだよ、それ。



「俺が素直じゃ悪いかよ」

「わわ悪くないよっ」


校舎の壁に侑梨を追い詰めてそう言うと、顔を横にぶんぶんと振った。



「……ふっ」


ゆっくりと顔を近付けて、侑梨の唇と数センチほどの距離になった時───……



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