【続】好きって言うまで離さねぇ。
「はーい!」と返事をした後すぐに下へ向かった。
リビングにはお母さんとお父さんが並んでソファーに腰掛けていて
向かい側にいた人物に私は驚きの声を上げた。
「冬哉…!もう来てたの!?」
黒の細身のパンツに、シンプルな白シャツを着ている冬哉。
サラッと着こなしていて、カッコいい。
「あぁ、久しぶりだな。侑梨」
少し目を細めて笑った後、愛おしそうに名前を呼ばれてすごくドキドキした。