止まない雨はない
「一つ聞く。ゆうの過去を聞いてもお前は今の気持ちを持っていられるのか?」



「ああ。彼女の事なら、どんなことでも大丈夫だ。

 彼女がソープ嬢だって言われても変わらない。」



「あほ。俺がゆうをそんなところで働かせるか…

 ただし、理由を言うのはゆうの気持ちを聞いてからだ。

 ゆうがお前に感情がないのに話してしまったらあいつも傷つくからな。

 ゆうが本気で心を許しているなら、ゆうから話してくるだろう。」



「浩介…ゆうちゃんね。恭哉の闇をすぐに見つけたのよ。

 何か抱えているんだと思うって…

 ゆうちゃんから相談もうけていたの。


 ねえ、恭哉。良く思いだして…


 ゆうちゃん今日何色の口紅していた?」
< 136 / 197 >

この作品をシェア

pagetop