止まない雨はない
『えっ?・・・』

私は突然の恭哉さんの言葉にびっくりだ。恭哉さんが私を??

だって、恭哉さんは女性を信用してなくて…でも私は好き?
わからない…


「ごめんね。突然。でもゆりちゃんに誤解してほしくないんだ。

 ゆりちゃんがまだ俺を信用できないなら、今までと同じで構わない…

 俺と一緒の時間を過ごしてくれないか?」


『・・・』


「ダメかな?」


『そっそんなことはないです。私も恭哉さんと一緒の時間は楽しいから。
 でも、私恭哉さんに釣り合うような人間じゃないし…』


「ゆりちゃん。釣り合うって何?

 俺のなくしていたパーツはゆりちゃんなんだよ。ゆりちゃん以外当てはまらない。

 それなのに釣り合わないってなに?
 ゆりちゃんじゃなきゃだめなんだよ」


『きょうやさん・・・でも本当に私じゃだめなんです。』
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