止まない雨はない
「かおり、浩介…

 ゆりちゃんとこれからも一緒にいられることになった。」



「・・・恭哉、それはゆうと付き合うってことか?」



「いや…ゆりちゃんが俺を信用してくれて、今は言えないことが言えるようになったら、その時は・・・ねっ。ゆりちゃん。」


恭哉さんはすごく優しい微笑みを私に向けてくれた。

今思えば、恭哉さんは始めから怖いって感じなかった。

どちらかといえば、安心するっていうか…でもドキドキするっていうか…

うまく言えないけど、一緒にいて楽しいって思える人。

恭哉さんが待ってくれるっていうなら、そのままの言葉を信じてもいいと思える。
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