止まない雨はない
彼女はなぜ意識を失っているのだろうか?何か薬でも盛られたのだろか?

俺は、不安になりながら、車に彼女を横たえた。


医学の知識に乏しい俺は、医者の友人、賢吾に電話をした。

目で見てわたる彼女の状態を告げると、言葉だけでは判断は難しいからすぐに連れてくるようにと言われた。


もちろん、俺はその言葉に従い、彼女を乗せ病院に車を走らせた。


病院に到着すると、賢吾は待っていてくれたようで、ストレッチャーを用意していてくれた。
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