止まない雨はない
どれくらいたったのだろうか?
浩介が賢吾とともに帰ってきた。


「恭哉、すまなかったな。
 話しは聞いた。お前は悪くはないよな。わりぃー。怒鳴ったりして。」


「そんなことはどうでもいい。
 ゆりちゃんは…」


「ゆうは問題ない。気がつけば自宅に帰っていいと言われた。
 それでだ。
 恭哉もこの状態でゆうと離れるのは…まあ無理だろう?
 
 だから、ゆうはかおりの家に連れていく。
 それなら、このまま4人でいられるだろう…」



浩介は俺の気持ちをくんでくれていた。

俺としても、この状態で、ハイさようならとは言えない…

ありがたい提案だった。
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