止まない雨はない
俺は賢吾に礼を言って彼女の元に向かおうとした…

だが、進むことができなかった。
俺の腕を賢吾がひいたからだ。


「恭哉…変わったな。女に対して、あんな目をすることができるんだな。
良かったよ。
お前を幸せにできるのは彼女だけなのだろう。
大切にしろよ。
今度、俺にも紹介しろよ。」


賢吾はそういうと俺の腕を離して歩きだしていた。



俺は色な人に心配をかけていたのだと思い知らされる。
本当にいい友人を持った…







恭哉side…end

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