止まない雨はない
「ゆり…もう限界・・・
 毎回会うたびに帰り送り届けるのはもう我慢できない…
 ずっとそばにいてほしい…
 俺だけにその笑顔を見せてほしい…

 ゆり、俺と一生をともにしてくれないか。
 結婚してください。」



恭哉さんからの話は私が考えていたものとまったく反対のものだった。

まさか恭哉さんからプロポーズをしてもらえもらえるなんて…

嬉しくて…嬉しくて…



私は声も出すことができず、首を縦に振るだけ…


「ゆり。答えは…」


『はっい。私で良かったら…』


「よかった…ホッとした。
 あーほんと良かった…」



恭哉さんは本当にホッとしたようで、緊張していた顔がゆるんでいた…
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