ポチ先輩の裏の顔。





ガチャガチャ

と消毒液を探していると



「ねね、あんまり見ない顔だけど...2年生?」



「はい。あ...あった」



消毒液を手にした私はバンソウコウと一緒に持ってポチ先輩の膝に顔を向けた。




「名前は?」



「...へ?」




「いや、だから名前...って痛っ」


消毒をすると顔をしかめる。


まさか名前聞かれるとは思ってなかった。





「えっと...赤城..沙帆です」



「へぇー...沙帆ちゃんか。よろしくね」



「え...あ、はい..」



ペタ

バンソウコウを張り終わると私は立ち上がった。




「終わりました。一応消毒しといたのでもう大丈夫かと...」












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