ポチ先輩の裏の顔。


_____





「で、ここの2をこっちに持ってくる。ここまで分かるか?」



分かんないし。


もう4時間目かー...。お腹すいたー。数学って時間経つのすっごい遅く感じるんだよねー...。




はぁ...。なんかおもしろいことないかなー...。



トントン



「ん?」



後ろから肩をたたかれる。




と同時に指が私の頬に刺さった。




「なっ...なにそれ古っ」



もちろんそんなことするのは後ろの席の翔太だけ。


ほんっとガキなんだから...。



「今お前おもしろいことないかなーとか考えてたろ?」



ギクッ



「て..てれぱしー!?」



翔太にそんな能力があったなんて...!お姉ちゃんしらなかったよ!!



「あほか(笑)顔に出てるんだよ、」



「...え。」




翔太...。それ逆の意味分かってるのだろうか。



「そ、そんなに私の顔みてるの...(笑)ぶふっ」



「んなっ...!!ちげぇよ!!勘違いすんなっ」



はは(笑)照れてる照れてる!




「おい!宮野赤城!!またお前らか。静かにしろ!」



「すみませーん」





顔を見合わせて笑う。

なんだかんだいって翔太と話すの好きなんだよね。




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