ポチ先輩の裏の顔。
どうしよう...。
行こうにもポチ先輩まだいるし....。
私お弁当食べたいし...。
聞かなかったふりして喋りかけてみるとか...?
いや、けどそれじゃバレ...
「チッ...釣り合わねぇって分かってんなら告るなよ...」
いや、けどそれじゃバレる....、と思おうとしたとき幻聴が聞こえたみたい...。
けど...嘘だよね。
今の声...ポチ先輩にそっくりな...だけで。
やだ!変な幻聴まで聞こえてくるなんて私相当重症じゃん!!
「はー...だりっ。ていうか香水ふりすぎだろ、気持ちわりぃ」
はっきりと体育館裏から聞こえた。
う...そ....。幻聴なんかじゃなかった
『ポチ先輩には裏の顔があるって噂!!実は本当はすっごい冷たくてクールとか...。』
未来の言葉が頭によぎる。
あの噂...本当だった..の。
カササササササ....
「!!!!!!!!?」
足元にゴキブリが駆け寄ってきた。
うそっ...!!
ちょっ、...
「わあああぁぁぁぁぁぁッッ!!!」