ポチ先輩の裏の顔。






「....なんで先輩がいるんですか。」



朝、家を出ると目の前にいたのはポチ先輩。


....。昨日のは嘘かと思うくらい可愛い笑顔で手をふってくる。





「ほら行こ?学校遅れちゃう」



そういって手を差し出してくる先輩。


ドキッ...



「う、うん..」





その手を握るとグイッっと引っ張ってきた。





「キャッ...」




バランスを崩しそうになる。




「てめぇ、おせえんだよ。どれだけ俺をまたせんだ」




と小声でしゃべる。

そっか、周りに他の学生もいるから...。



さっきのは演技だったの...!!?

ちょっとでもドキッとした自分がバカだ...。




「...なんで手繋いでるんですか」



「彼氏だから」



...



「そういう意味じゃないんですよっ!」


すると小声で耳元で



「黙れ、キスすんぞ」







....なぁぁぁ/////



「...分かりましたよ」




...相変わらず猫を被った最低男だ。











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