ポチ先輩の裏の顔。




_______




「...あっ、私の家ここです」



私の家は、住宅街にならぶ一軒家。
まぁでかい方の家だとは...思う。




「送ってくれてありがとうございま...」


ございました。

そう言おうとしたとき壁にドンと押された。






....は?



「へ...?な、なんですか先輩」




離そうとするが手首をつかまれていて身動きできない。


ポチ先輩は冷たい視線を私に落とすだけ。


?なんなの。意味分かんない。






「、離してくだ...んんッッ...」





...へ?



....私..唇をふさがれた?


何に...

..ポチ先輩の唇に...?


目をあけるとドアップの先輩の顔。


....!!!!!!???



なっ...///なぁっ...////




「はっ...な、何するんですか!!?ありえません!!!!」


わ、私の唇をぉぉっ...!!!!




「...翔太とかいうその男。気ィつけろ」




....はぁ?




「翔太のこと悪く言わないでくださいっ..。第一仮に付き合ってるだけなのにキスなんて...。」



そうだよっ。お互いを守るための条件なんでしょ。
なのに...キスなんて...!!!!




「うっせぇ。まだ喋るんならその口もっかいふさぐぞ」



そう言って顔を近づける先輩。



「ひっ...!ごめんなさいっ..もうしゃべらないからぁっ」



するとポチ先輩は離れて満足げに笑った。

...最低男。



「ん、じゃーな。沙帆」



ポンポンと頭をたたくとポチ先輩は私に背を向けて歩いて行った。




....


「ポンポンは反則だよ...ばか」



...ほんと意味分かんない。猫被りサイテー男。






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