ポチ先輩の裏の顔。
ついでに私は放送部。
いつもは昼休憩に活動している。
リクエストの曲を流したり、はがきを読んだり。
なかなか楽しい部活。
バタン
閉じた靴箱の名前のところには
【赤城 沙帆】
とかかれている。
紛れもなく私の名前だ。
「沙帆ー!おいてかないでよっ」
後ろから追いかけてきたのは同じ放送部の親友
松谷 未来。
髪の毛はクリーム色のさらさらへあ。
目はくりんくりん。
相変わらず可愛い未来は私の小学生からの同級生であり親友だ。
「ごめんごめん、忘れてた」
「もー、忘れてたなんてひどいよっ」
ぷぅっと頬膨らませる未来。
「いくよー」
「待ってー!」