ポチ先輩の裏の顔。
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「沙帆ー!」
あのキスされたという出来事の翌日の朝。
何事もなかったようにケロリと猫のかぶった姿で私の家の前で待っているポチ先輩。
ていうかここの住宅街誰もいないのに猫かぶる必要あるのかな...。
あ、いや!そりゃ猫かぶってるときの先輩の方がすきだけどっ...!!
なんて思いながらもあいさつする。
「...おはようございます」
はぁ...。今日も色々あるのだろうか。
そう思うだけで疲れてくる。
チラッとうつ向かせていた顔を上げポチ先輩の顔を見る。
...この唇とキスをしたの...か...。
ゴクッ...
「...なーに?そんなに俺のことみて...」
そう言って私の顔をのぞく先輩。
そして耳元に顔を近づけられる。
「もしかしてこの唇とキスしちゃったー...なんて考えてた?」
ギクッ...
「な、なわけないじゃないですか...」
なんでこんな鋭いのぉぉ!!!
「ま。また気が向いたらしてやるよ。」
し....
「しなくていいですっっ!!!」
ほんとバカなんじゃない!?///したいとかおも...
お、も...って
うわああああああああああ!!!!
ちょっとでもしたいとか思った自分が本当に恥ずかしい!!
落ちつけ私ぃぃぃ....。