ポチ先輩の裏の顔。



....



「じゃぁねっ」



学校につくとそう言って手をふる先輩。

3年生とは校舎がちがうため下駄箱前で別れなきゃいけない。



下駄箱に向かい自分の上履きをとる。


..が。




「....なんだこれ」



上履きの中には大量の砂。



....これした奴アホか?




「...はぁ、めんどくさ」




そう言って上履きをひっくり返して砂を出す。


どーせこんなことをするのはポチ先輩のファンとかそこらへんだろーな..。




ある程度砂をはらうと私は何事も気にせず履き、教室に向かった。




...公認カップル?バカじゃん。認められてないじゃん。ねぇ、ポチ先輩。


だから嫌なの。人気者と付き合うのは。




「ッ...」




平然を装っていたが、正直、あの頃のこと思い出すな....。



ズキッと心が痛んだ。





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