ポチ先輩の裏の顔。
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「可愛いー...」
お風呂からあがりリビングのソファで寝転びながら
ポチ先輩にもらったキーフォルダーを眺めた。
今日、びっくりしたな...。
『頼むから...、俺から離れんなよ....』
頭にしみついたポチ先輩の声がリピートする。
ッ...///
手だってつないじゃったし...
な、なにこれ!!
恋する乙女みたいな思考やめろ!自分...!
「っはぁ...」
ため息をつきながらも口元がにやける。
すごいな...。学校であったことなんてもう、全然忘れちゃったよ。
楽しかったなぁー...。
「ふふっ...」
なんてニヤけてると。
「お姉ちゃん気持ち悪いから、マジで」
キッチンからそんな声がする。
「うっさいなぁ...莉奈」
中学3年生の妹の莉奈がコップにジュースをそそぎながらこっちをあきれた目で見ていた。
「なに?彼氏でもできたわけ?」
「っえ、えっーと...。」
な、なんか言うの恥ずかしいな...。
「ふーん...。できたっぽいね。ねっねっ!どんな彼氏?」
どんな....
「すごくかっこよくて...けど、いじわるで...優しい人だよ。」
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