ポチ先輩の裏の顔。
騒ぐ気持ちもちょっとは...わかるかな、
手をふりまいてるサッカー部員もいれば、真面目に歓声が聞こえてないのかというほど無視しつづける人もいる。
けどそのなかで私が目に入ったのは
やっぱり
ポチ先輩だった。
楽しそうに笑顔でサッカーして。
けどたまにこっちも向いて手をふってくれる。
ファンにとっては最高の振る舞いなんだろうな...。
「...!!」
ポチ先輩をじっと見ているとこっちに気付いたのかこっちを見た。
先輩はニコッっと笑うと何事もなかったようにボールをけり始めた。
「可愛いかも..」
なんて思ってしまうほどポチ先輩の笑顔はまぶしかった。
10分経過
なかなか未来はもどってこない。
「はぁ...早く未来戻ってこないかなー...。」
相変わらず隣でサッカー部員ファンは歓声をあげているし..。
耳が痛くなってきたな
なんてうつ向いていると、
「危ないッッッ!!!!!!」
「えっ.....」
ボールがこっちに向かってきてる。
一瞬思考がとまった。
周りの驚く表情が一瞬目に入った
....よけれない...!!!
あたる!!
覚悟してギュッっと目を瞑った。
「...あれ..、」