ポチ先輩の裏の顔。











教室に戻って、また竜也と話していると隣の席のやつらが







「沙帆ちゃんってかわいいよな。」








………はぁ?








「わかるわっ。ちょっと地味だけど可愛い顔してるし。
てかさっきの放送噛みまくり(笑)
ケバケバしてるやつより超可愛いじゃん」







正論。



そう思った俺。







つかこいつら俺が沙帆と付き合ってんの知っててここで話してんのかよ…?









「沙帆ちゃんって彼氏いたっけ?」







「さぁー?」





どうやらこいつらには噂がいきわたってなかったみたいだった。




「俺沙帆ちゃん狙っちゃおうかなっー」











………あ?




おいおい。
ふざけんなよ。














「…ッ」








ガタンと席をたつ。






話していた隣のやつらも竜也も驚いてこっちを見る。











「どうした、?ポチ」







竜也がそう声をかけてくる。










「あっ…うん。ちょっとトイレ行ってくるね」







猫を被った姿で教室をでていく。








なんだよ…。





「嫉妬とかじゃ…ねぇよ」












一人トイレでそう呟いた。












ーポチside終了ー
















< 63 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop