ポチ先輩の裏の顔。






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「…んッ….」







痛い…。

身体中がひりひりする。





そんなことを思いながら重たいまぶたを開けた。






目の前には白い天井。









「…っあ。目覚めた?」





声のする方に顔を向ける。






「佐、藤先生……?」




保険の先生が私のことをみていた。




「けっこー激しくやられたみたいだねー。身体中が傷だらけ。
まだ動かない方がいいよ。」



あ、…そっか私…。






「せ、先生…。翔太はっ……」










「貴方を保健室に送ってきてくれた後すごい心配そうにして…。
心配だろうけど、とにかく授業をうけなさいって」







「そう…ですか」






翔太に抱き抱えられたときの顔がわすれられない。










…あのときと同じ顔してた。








私。また心配かけたんだ…。





「バカだなっ…」




なにやってんの、私…。









「……先生職員室行ってくるけど寝ててね。」








「はい…」











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