ポチ先輩の裏の顔。





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「うっ…うっ…グズッ」






「…頼むから人んちの前で泣くのやめてくれ」






泣いている私にそう冷たくいい放つ翔太。




うっ…






「だぁってぇぇ……」







結局あのあと未来の前では維持はって、泣かなかったけど…。





「なんで俺んちの前で泣いてるわけ…?」








帰り道。
未来も今日は帰れないっていってきたし一人で歩いて帰ってたら…










「…いつのまにか翔太んちついてた」








なんてうつむきながら言うと
「はぁ…」と翔太はため息をついてあきれた顔をする。









「チッ…どーせ、ポチ先輩のことだろ」







「え…グズッ、よくわかったね…」







「…分かるっての、そんくらい。


…上がれよ。お母さんも会いたがってたし。
相談ものってやるから」






翔太…。




「ありがとうっ!!!翔太ぁっっ」






「うわっ、そんな気持ち悪い顔で近づくんじゃねーよ。
ほら、いくぞッッ」








「うんっ」









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