ポチ先輩の裏の顔。





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それから約1年。



俺は三年生になっていた。






赤城沙帆とは別にどうってこともなく。

話したこともない。






けど






ピンポンパンポーン...







『こんにちは。お昼の放送をはじめ...ガラガラッドッシャンッッ!!い、いたい!!』









物が落ちるような音と同時にいたがる赤城沙帆。


...ドジなのか。




いつも赤城沙帆の放送に耳を傾けている自分もいる。









「プッ....バカじゃねぇの」



つい声が漏れる。






『す、すみませんでしたッ...。これからお昼の放送を始めます!担当は赤城沙帆がお送りいたします。今日のお昼の音楽は....』






俺の中の赤城沙穂は
ドジで
あほっぽくて
可愛くて....。




「ッ....!!!?」


可愛いっ...!?







「どうした、太一ー?」






....



「俺ほんとどうかしてる....」







女子を可愛いなんて思えたのいつぶりだっての...










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