ポチ先輩の裏の顔。
.....
「っ...はぁ。汗ったー!大丈夫?」
そう言って振り向くとまだびっくりした顔の赤城がいた。
「は、はい...。すみませ...あっ..」
俺の膝を見ると何かに気付いた赤城
「ポ...ポチ先輩、血っ...!!」
血...?
そういって自分の膝を見るとこの前できたかさぶたが取れて血が出ていた。
なんだ、これくらい...
「あ...かさぶた取れちったかな?(笑)平気平気」
そう笑っても赤城はあわててるまま。
「よくないです!!保健室いきましょう」
え、うそ。
「え、大丈...「いいから!!傷口ほったらかしてたらバイ菌入りますよ!?...せめて消毒だけでも...させてください」
本気で心配してくれている赤城に俺は少し甘えてみた。
「...分かった。んじゃ、お願いする」
_____
「すみませんでした...。私のせいで」
廊下を歩きながら謝罪してくる赤城。
...そんな謝んなくてもいいんだけど...。
=保健室=
ガラララ....
「すみませーん...」
シーン...
「いないみたいだね、」
「はい..」
先生の机をみると机には『外出中☆』
....と紙がはられていた。
ったく、あの先生は...いつもこういうときにいない。
けど...まぁ...
「えと...あ、じゃあ座ってください」
二人っきりっていうのも、いいかも。
とか思う自分きもいなぁ....。
赤城は消毒してくれた。
その時ふと目に入る絆創膏。
「うさぎちゃん...」
とつぶやくと一瞬なんのことかときょとんとした顔になったが途端彼女は顔が真っ赤になった。
「い、いや、その...!!絆創膏が見当たらないので私のを...。
私の絆創膏...ご、ごめんなさい。うさぎちゃんなんて...!」
「え、いや、全然可愛い。
まだのこってる?」
俺はそういって赤城から絆創膏をもらったんだっけな。