マーブル色の太陽

意識が飛ぶ。

次々に映し出される映像には、みどりの白い引き締まった太ももが、段々と大きく映っていった。


(や、や、め……やめて……)


僕はベッドに乗った。

みどりはまだ危険を察知していない。

「んー?」なんて言いながらフリーペーパーを捲っている。

みどりの肩を掴む。

驚いて離したメロン味のアイスが床にべちゃりと音を立てて落ちた。

そこで初めて大きく目を見開く。

恐怖と、困惑と、あとひとつは……何だ?
< 210 / 672 >

この作品をシェア

pagetop