マーブル色の太陽
次の日、坂木たちの攻撃が始まった。
手始めに、下駄箱に腐ったパイナップルが突っ込まれていた。
僕は、鼻をつまんで登校してくる人達に謝りながら、パイナップルを焼却炉に捨てた。
教室に行くと、黒の油性マジックでは味気ないと思ったのか、色とりどりの油性マジックで、卑猥な言葉や人格を否定する言葉が書かれていた。
命を絶てとの命令もある。
もちろん、椅子の上には画鋲が、丁寧にセロハンテープで貼り付けられていた。
机の中には濡れた雑巾が突っ込まれ、異臭を放っている。
それらを、ひとつひとつ片付けながら、僕は周りの人達に謝り続けた。