マーブル色の太陽
僕は自分で使った「味方」という単語に、一瞬、ぐらりと気持ちが傾くのを感じた。

今までのツライことも、味方さえいれば、もう少し柔らかく受け止められたのかもしれない。

「味方」魅力的な言葉だ。


「大丈夫。それは考えてある」


それでも僕はそう答えた。

今までだってひとりでやってきた。

そして、合瀬は記号のひとり。

コイツにも何か目的があるのだろう。

僕も利用させて貰う。

いわば共闘だ。
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