マーブル色の太陽
野中の個人面談が終わった次の日、僕はヤツに呼び出された。
きっと、僅かに残ったプライドが、僕を受け入れることを拒否したのだろう。
しおりを作る面々に、野中に呼び出された事を話す。
江口さんは心配してくれて、何度も僕を引き留めようとする。
合瀬には「頑張って〜」と笑顔で送り出された。
原田は、まるで自分は最初からイジメには荷担していないかのように、僕の話を無視すると、イラストに没頭しているフリを続けた。