マーブル色の太陽
僕は責任者として、僕と江口さんの名前を、編集者として合瀬の名前を、そして、イラストレーターとして原田の名前を記載した。
クラスメイトが、しおりを持って他の3人の所へ集まり始める。
それに連れ、合瀬たちも自分の名前が記載されていることを知る。
江口さんは満面の笑みで賞賛を受け入れ、あの合瀬にしても、満更ではない顔をしている。
原田と言えば、普段は気味悪がられ、女子の誰からも話しかけてもらえない。
だが、今日は、合瀬のアイデアで描いた似顔絵(デフォルメして描いても、みんなが悪意なく笑ってくれる人を選んだ)が非常に好評で、みんなから話しかけられていた。