マーブル色の太陽
「すまんな、相田君。続き……話せるかな?」
大久保は、もう一度高祖を睨むと、僕の方を向き、優しい声でそう言った。
「……はい」
僕は返事をしながら、馬場先生を上目遣いに見、その次に、校長と教頭の顔を見る。
校長と教頭は驚いて顔を見合わせ、馬場先生を退出させようとした。
「いや、馬場先生はこの場にいるべきだ」
それを琢磨が、そう言いながら止める。
大久保も頷いていた。
もちろんだ。
僕が校長と教頭にそう差し向けたのは、傍観者ではなく、お前らも当事者なんだとわからせるためだ。
ぼうっと欠伸なんかしている場合じゃない。
僕のイジメは学校側の問題として認識するべきだ。