Time〜幕末と平成と時々鬼〜




いつもなら青筋を浮かべて鬼と化する土方さんが、今は頭を抱えて踞っている。


思わず変な声を出してしまった私は、喜んで舞っている総司に問い掛けた。


栞「総司………何がどうなっているのか説明して?」


総「栞、それは出来ません。しかし、これが悪夢だと思うのであれば、目覚めれば良いのです。」





そう言って微笑む総司を見て、私は意識を手放した。




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