Time〜幕末と平成と時々鬼〜




そして、時は流れテスト返却日。


土「席座れ〜。………よし、じゃあ先週のテスト返すぞ!!」





あぁ、神様・仏様・土方様………!!


どうか………どうか奇跡を起こして下さいましっ!!





栞はこの時、テストがどれだけ自信があっても、祈らずにはいられなかった。


土「伊吹、手ぇ合わせてねぇでさっさと取りに来い。」


栞「あ、はい!!」





一一一一一ドキドキ


土方さんに近付いていくにつれて、栞の心臓の動きは早くなっていく。


回りに聞こえるんじゃないかってほど、この時の栞の心臓の音は五月蝿かった。




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