Time〜幕末と平成と時々鬼〜
土方さんが東西に告白されている頃。
栞は、寮に戻っていた。
その顔は、心做しかほんのり赤く染まっている。
栞「はぁ〜。私って、嫌な女だ………」
総「何で栞ちゃんが嫌な女になるの?」
栞「わわっ!!?」
栞が独り言を呟いていた時に声を掛けてきたのは、総司だった。
栞は驚いて、思わず手に持っている袋を落としてしまった。
すると、総司はしゃがんで袋を手に取ると、埃を払って栞に渡した。
総「はい、栞ちゃん。土方さんに渡す物を落としちゃ駄目じゃん。」
栞「………何で分かったの?」