俺様ヤンキーに初恋を捧ぐ
学校につくなり、

女子の黄色い声が耳に痛い。

・・・

『キャ~!龍様と雷様よ?!』


『今日も素敵』

などなど・・・

毎度毎度、よくも飽きずに、

同じことを言いやがる・・・

溜息をつきながら、

門をくぐった。

・・・

・・・あ。

職員室の前。

杏の姿が見えた。

・・・

先生に褒められて、

照れながら微笑んでいる。

・・・

笑うとあんな顔すんだ・・・


「何見惚れてんだよ?」

「ッ!何で?誰が、誰に?」


「動揺しすぎだって」

「・・・」

雷が変なこと言うから。
< 10 / 109 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop