俺様ヤンキーに初恋を捧ぐ
2.人気者の二人が・・・
全く。

朝から災難だったな。

なんて思いながら、私は職員室に向かった。

朝、来るように、担任に言われてたから。

・・・

「進藤おはよう」

先生に言われ、黙ったまま頭を下げた。

「この間の、柔道の予選通過したんだってな?」

笑顔で言われ、私は微笑んだ。

・・・

「今度全国大会だろう?

校長先生たちとも話をしたんだが、

校舎に大弾幕を飾る事が決まった」


?!!

その言葉には驚いた。

目を見開く私の頭を、先生は優しく撫でた。


「ちょっと恥ずかしいだろうが、

皆が応援してるってことを、

知っててもらいたい、頑張れよ進藤」


私は顔を赤くして微笑んだ。


「ところで、『あっち』の調子はどうだ?」

先生の言葉に、笑顔は消える。
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