俺様ヤンキーに初恋を捧ぐ
でもあえて、その事は伏せた。

だって普通の子じゃなくなるから。

それは嫌だったから。

いつもみんなと一緒でありたかったから。

・・・

席に着くと、

私の周りにはいつもたくさんの友達が、

集まってきてくれる。

私は喋らないのに、いろいろ話を聞かせてくれる。

本当に優しい子たちばかりだ。

だから時々、

隠してる事を、申し訳なく思う時がある。

本当の事を話しても、

きっとみんな受け入れてくれるだろう。

でも、それを話す勇気が私にはない。
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