俺様ヤンキーに初恋を捧ぐ
「どこ探してもいねえし、

探して見つけたと思ったら、

このあり様だし・・・

オレの事投げ飛ばしたくせに、

さっさとあんな女の事もそうすればよかったのに」


「相手、女の子、だし」

・・・・しかも、柔道の経験なんて、

ない子だから、そんな事は出来ない。

・・・


「またどっかで、具合が悪くなって、

うずくまってんじゃないかって、心配した」


…キュン。

胸がそんな音を立てた気がした。

心配してくれてたんだ。


「…いつも俺の目の届く所にいろ。

何があっても、守ってやるから・・・」


…ヤバい、

胸がドキドキして、

破裂するんじゃないだろうか?

「・・・一人でも、・・強い・・し」

でも口から出たのは、そんな言葉。
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