総長からの「愛してる」



「美愛は頑張ってるよ。俺が保証する。」



私の後ろから未來を覗き込む悠。



悠がいてくれて本当に良かった。




本当の父親ではなくても、生まれた時から悠がそばにいてくれたから。



未來も悠には懐いてる。




「………悪いけどシャワーと布団借りるね。」



「ああ。」




よくここに来るから、この部屋には私の服や未來の服もある。



一人暮らしの男の部屋なのにオムツや哺乳瓶などもある。



申し訳なく感じてしまうけれど、悠は遠慮を許してくれない。




「さっさと寝ろ。明日は始業式だろ。」



「わかってる。」



立ち上がりお風呂場へと向かう。



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