総長からの「愛してる」
意外な言葉に俺は、思わず要を二度見してしまった。
「誰のことかは知らないけど、あの子の闇は相当なものだと思う。
僕に言わせてみれば、今生きてるのが不思議なくらい。」
要がそこまで言うってことは、相当なもんだな。
……そろそろ潮時か。
「要、2階借りるぞ。」
「了解。幹部は全員連れて行きな。
龍嵐と日向も仲が良くなったようだしね。」
周りを見渡せば、龍嵐と日向が混ざって、好き勝手に遊んでやがる。
「頼んだ。旭、海斗、奏!!」
3人を呼んで、2階へと上って行けば後ろからついてくる気配がした。