総長からの「愛してる」
「……昼は学校でずっと俺の横にいろ。
それは平気か?」
「うん、わかった。」
「ならいい。今はそれで我慢してやる。」
本当は24時間365日、ずっと一緒にいてぇが、そういうわけにもいかねぇからな。
とりあえず、譲ってやる。
「出来るだけ、十六夜廉也と一緒にいるね……?」
「“廉也” って呼べよ。」
「……廉也……ありがとう。」
顎に手を当て、上を向かせば、まだ泣き止んでいない美愛。
それすら綺麗に見えちまう俺は、思っているよりも美愛が好きなのかもしれない。
「……んっ……んん」
キスを落とせば、すぐに苦しそうに動く。