総長からの「愛してる」





「んっ……んん」




胸を叩かれ、夢中になっていた意識が戻る。





どうやら、かなり夢中になっていたみたいだ。




唇を離せば、顔を真っ赤にした美愛が息切れをしている。



なんつうか……エロいな。




「悪ぃ……やり過ぎた。」



俺の胸に倒れこんだ美愛。



体には力が入らねぇらしい。




……もしも、あのまま気付かなかったら、押し倒してたな……




美愛とは、俺たちのペースでゆっくり長く付き合いたい。




自分の欲に流されて襲いたくねぇ。




……心も体も、大切にしてやりたいんだ。



美愛の耳に口を寄せ、囁くように想いを伝える。




「大好きだ。」




< 169 / 443 >

この作品をシェア

pagetop