総長からの「愛してる」
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「…………はぁ…」
目の前の扉にため息が出てしまう。
土曜日、出掛けることを廉也に言うために倉庫に来た。
一応は彼氏なわけだし、
悠とはいえ男と2人で出掛けるわけだし。
「………。」
下では下っ端くんたちが、中に入らない私をチラチラと見ている。
………ここを居場所にすることは出来ないのかな?
実際、廉也以外に必要とされてないわけだしさ…。
そんな、ネガティブな考えを頭を振って払う。
決意を固めて、いつもの部屋のドアを開ける。
「………あれ?」